ホーム > 編集長のブログ
編集長のブログ
編集長のブログ168 参院選の結果をどう考える - 2025.07.21
昨日は、第27回参議院議員選挙が行われ、昨夜から本日にかけて候補者の当落が明らかになっています。
鈴木宗男氏のように、一旦は落選確実とされ引退会見まで行ったものの、一転して当選となったような意外な展開もあり、選挙につきものの悲喜こもごもは枚挙にいとまがありません。
本日、午後1時から、東京都市ヶ谷の日本歯科医師会館で日本歯科医師連盟の会見があり、休日ではありましたが取材に行ってきました。
日本歯科医師会、日本歯科医師連盟が推していた現職の比嘉奈津美氏(自由民主党)がまさかの落選で、沈痛な雰囲気での会見となりました。

歯科医師連盟の方は、落選の理由は詳細を精査しないとわからない、と述べていました。歯科界としては力を尽くして応援したとの自負からだと思いますが、どうでしょうか。
今回の参院選は、米価をはじめとする物価高による生活苦など、国民のフラストレーションが溜まった中での国政選挙で、はなから自公に対する逆風は予想されていました。今までどおりの活動では追いつかない、対処し切れないことがたくさんあったと思います。
政権与党を支持するという歯科医師連盟の会則で仕方がないのかもしれませんが、それでは政策ではなく時の権力者におもねるだけではないか、との批判も浮かんできます。
戦い敗れた今は、敗因を冷静かつ謙虚に分析し、速やかな変革が必要なように思います。
「君子は豹変す」の故事成語は、「小人は面を革(あらた)む」と続きます。優れた人物(君子)は素早く大胆に良い形に変化し、つまらない人物(小人)は表面だけを変えて取り繕います。
歯科医師は個人で開業している場合が多く、だからこそ歯科医師会や歯科医師連盟など、団体として活動する意味が大きくなると思います。かじ取りをする会のリーダーの皆様には、より一層の奮起をお願いし、私たち歯科マスコミも精一杯の応援をさせていただきたいと思います。
鈴木宗男氏のように、一旦は落選確実とされ引退会見まで行ったものの、一転して当選となったような意外な展開もあり、選挙につきものの悲喜こもごもは枚挙にいとまがありません。
本日、午後1時から、東京都市ヶ谷の日本歯科医師会館で日本歯科医師連盟の会見があり、休日ではありましたが取材に行ってきました。
日本歯科医師会、日本歯科医師連盟が推していた現職の比嘉奈津美氏(自由民主党)がまさかの落選で、沈痛な雰囲気での会見となりました。

歯科医師連盟の方は、落選の理由は詳細を精査しないとわからない、と述べていました。歯科界としては力を尽くして応援したとの自負からだと思いますが、どうでしょうか。
今回の参院選は、米価をはじめとする物価高による生活苦など、国民のフラストレーションが溜まった中での国政選挙で、はなから自公に対する逆風は予想されていました。今までどおりの活動では追いつかない、対処し切れないことがたくさんあったと思います。
政権与党を支持するという歯科医師連盟の会則で仕方がないのかもしれませんが、それでは政策ではなく時の権力者におもねるだけではないか、との批判も浮かんできます。
戦い敗れた今は、敗因を冷静かつ謙虚に分析し、速やかな変革が必要なように思います。
「君子は豹変す」の故事成語は、「小人は面を革(あらた)む」と続きます。優れた人物(君子)は素早く大胆に良い形に変化し、つまらない人物(小人)は表面だけを変えて取り繕います。
歯科医師は個人で開業している場合が多く、だからこそ歯科医師会や歯科医師連盟など、団体として活動する意味が大きくなると思います。かじ取りをする会のリーダーの皆様には、より一層の奮起をお願いし、私たち歯科マスコミも精一杯の応援をさせていただきたいと思います。
編集長のブログ167 ツバメの巣立ち - 2025.07.19
弊社が入居している建物の1階駐車場(車寄せ場)の軒下に、ほぼ毎年ツバメがやってきて巣を作ります。
昨日、軒下を見ると、5羽のひな鳥が巣から可愛い顔を出していました。

親鳥が頑張ってたくさんの餌を運んだためか、5羽とも丸々と太って、狭い巣がパンパンに見えます。ビルの清掃員の方が、「重そうだけど、よく落ちないね」と心配するのも分かる気がします。
しかし、あそこまで育っていれば、万が一、巣が落ちるような事態が起きても、その瞬間に飛んでいけるのでは?などと想像していたところ、本日通りかかると、1羽がちょうど巣から羽ばたいて旋回を始めました。そして、もう1羽もつられるように羽ばたきはじめ、巣全体が騒然とした感じです。
おおっ! これは順に皆巣立つのかと思って眺めていると、2羽が巣立った後、残りの3羽はまた大人しく巣にちんまりと収まっています。何事もなかったかのようなとぼけた姿が可愛らしく、ちょっと笑ってしまいました。
同じ親鳥から生まれた兄弟のひな鳥です。同じように育っているように見えますが、微妙にペースの差があるのでしょう。
ツバメが人家の軒に巣を作るのは、外敵から身を守るためだと言います。人間の世界だけでなく、微笑ましく見えても鳥の世界も大変です。
「季刊歯科医療」2025年夏号の特集は、佐藤貞雄先生編集による「咬合再構成治療における治療下顎位(ThP)って何?」です。咬合再構成においてまず重要な治療下顎位(ThP)ですが、その概念はどこまで浸透しているでしょうか。
佐藤先生の従来からの読者のみでなく、これから咬合論を学びたい先生方にも最適の特集です。是非ご購読ください。
(実は、巣に並んだ5羽のひな鳥から、下顎に並んだ歯を連想して、書き始めたブログです。筆力不足で特集と関連付けたオチは付きませんでしたが、「ひな鳥がオチなくて良かったね」ということでご容赦ください。)
昨日、軒下を見ると、5羽のひな鳥が巣から可愛い顔を出していました。

親鳥が頑張ってたくさんの餌を運んだためか、5羽とも丸々と太って、狭い巣がパンパンに見えます。ビルの清掃員の方が、「重そうだけど、よく落ちないね」と心配するのも分かる気がします。
しかし、あそこまで育っていれば、万が一、巣が落ちるような事態が起きても、その瞬間に飛んでいけるのでは?などと想像していたところ、本日通りかかると、1羽がちょうど巣から羽ばたいて旋回を始めました。そして、もう1羽もつられるように羽ばたきはじめ、巣全体が騒然とした感じです。
おおっ! これは順に皆巣立つのかと思って眺めていると、2羽が巣立った後、残りの3羽はまた大人しく巣にちんまりと収まっています。何事もなかったかのようなとぼけた姿が可愛らしく、ちょっと笑ってしまいました。
同じ親鳥から生まれた兄弟のひな鳥です。同じように育っているように見えますが、微妙にペースの差があるのでしょう。
ツバメが人家の軒に巣を作るのは、外敵から身を守るためだと言います。人間の世界だけでなく、微笑ましく見えても鳥の世界も大変です。
「季刊歯科医療」2025年夏号の特集は、佐藤貞雄先生編集による「咬合再構成治療における治療下顎位(ThP)って何?」です。咬合再構成においてまず重要な治療下顎位(ThP)ですが、その概念はどこまで浸透しているでしょうか。
佐藤先生の従来からの読者のみでなく、これから咬合論を学びたい先生方にも最適の特集です。是非ご購読ください。
(実は、巣に並んだ5羽のひな鳥から、下顎に並んだ歯を連想して、書き始めたブログです。筆力不足で特集と関連付けたオチは付きませんでしたが、「ひな鳥がオチなくて良かったね」ということでご容赦ください。)
編集長のブログ166 SH療法の会「歯ならびよくしたいセミナー」 - 2025.04.29
2025年4月27日、ビジョンセンター東京八重洲で開催された、星岡才賢先生のStar Hill Therapy Association(SH療法の会)が主催するセミナー「OHC&歯ならびよくし隊 合同セミナー」に取材に行ってきました。
なお、OHCは「Oral Hyginenist Club」の略です。そのため、歯科衛生士がたくさん参加されて、非常に熱気のあるセミナーとなりました。

数人でグループ分けしたグループワークでも、活発な議論が交わされました。

昨年1月に弊社より発刊された単行本「1日8時間で対応できるSH療法」は、就寝時間のみの可撤式器具の装着で対応できる効果的な矯正治療法として、大きな反響を呼びました。
本日のセミナーには、同書に特別寄稿をご執筆いただいた日本大学特任教授の葛西一貴先生をお招きし「予防矯正とは」と題した講演も実施していただきました。時代は「予防」を求めています。葛西先生、の歯の萌出異常や口腔習癖の異常などに着目した予防矯正のお話は、大変興味深いものでした。
SH療法の単行本発刊後は、星岡先生主宰のSH療法の会(SHTA)には、新規の会員希望者からの問い合わせが増えたとうかがっています。MEAWなどを用いた厳正な矯正治療はもちろん素晴らしいですが、術者にも患者さんにも負担が少ないSH療法の需要は確実にあると思います。
今後のますますの発展が期待されます。
なお、OHCは「Oral Hyginenist Club」の略です。そのため、歯科衛生士がたくさん参加されて、非常に熱気のあるセミナーとなりました。

数人でグループ分けしたグループワークでも、活発な議論が交わされました。

昨年1月に弊社より発刊された単行本「1日8時間で対応できるSH療法」は、就寝時間のみの可撤式器具の装着で対応できる効果的な矯正治療法として、大きな反響を呼びました。
本日のセミナーには、同書に特別寄稿をご執筆いただいた日本大学特任教授の葛西一貴先生をお招きし「予防矯正とは」と題した講演も実施していただきました。時代は「予防」を求めています。葛西先生、の歯の萌出異常や口腔習癖の異常などに着目した予防矯正のお話は、大変興味深いものでした。
SH療法の単行本発刊後は、星岡先生主宰のSH療法の会(SHTA)には、新規の会員希望者からの問い合わせが増えたとうかがっています。MEAWなどを用いた厳正な矯正治療はもちろん素晴らしいですが、術者にも患者さんにも負担が少ないSH療法の需要は確実にあると思います。
今後のますますの発展が期待されます。
編集長のブログ165 メディアの編集者や発行人の責任 - 2025.04.25
陽春の候となりました。桜の季節もとっくに終わり、街路にはつつじが咲いています。
弊社の所在する品川区五反田の目黒川沿いは、東京の桜の名所の一つです。
普通のソメイヨシノ以外に、遅咲きの八重桜も混じっている場所もあります。
4月10日には、例年より早めに八重桜も満開になりました。
本ブログのために撮影しましたが、アップは本日になってしまいました。
.jpg)
濃いピンク色で、花の房も大きいです。(今はもう葉桜ですが。)
ところで、某全国紙の生活欄では、作家の久田恵さん(77歳)を聞き手とした「人生100年の生き方」というインタビュー記事を週一程度のペースで連載しています。
各界で活躍する高齢者をゲストに招き、タイトルどおり人生100年時代を軽やかに(あるいは充実して)生き抜くヒントを語ってもらう、好企画です。これまでコシノヒロコさんや泉ピン子さんなどさまざまな著名人が登場し、介護やシングルマザーとしての苦労もされてきた聞き手の久田さんの素直なお人柄も好印象で、私も楽しみにしている記事でした。
ただ、今月中旬の紙面に掲載された女性プロデューサー(75歳)がゲストの記事は、大きくクエッションマークが付いてしまいました。タイトルはずばり「年下異性の友達作ろう」で、これ自体が「???」ですが、ターゲットは20歳以上年下の男性ということです。
しかも、新聞の読者から「そんな若い男と知り合う機会がない」と反発されるのを見越してか、相手男性として宅配便のドライバーや酒屋の配達のお兄さんを挙げています。
この女性プロデューサーもシングルマザーだったので、同じシングル女性としていわゆるホルモンの活性化を勧めているのかもしれませんが、「いやいや、これは駄目でしょう!」と思いました。
昨年末から今年4月にかけて、中居正広さんとフジテレビの元女性アナウンサーとのトラブルが、深刻な問題となっており、某全国紙も記事として大きく取り上げて中居さん側を批判する記事を掲載していました。私はこの報道の仕方についても、中居さんに対する重大な人権侵害を孕んでいると考えていましたし、女性アナウンサーの中居さん宅への訪問が「業務の延長」とはとても考えられませんでした。
しかし、宅配便のドライバーや酒屋の配達員の年下男性は、明らかに「業務中」です。高齢女性が彼らの業務を公然と阻害し、客の立場を利用して若い男を話し相手にするなど、しかも東京五輪(1964年)や大阪万博(1970年)の昔話を話題にすることを紙面で勧めるなど、カスタマーハラスメントや老害、逆セクハラと糾弾されても仕方のない内容です。(仮に男性側も顧客の女性に好意・好感を抱いて応答したとしても、例えば上司から配達業務の遅れを叱責されたときに、「(客だから)断り切れなかった」などと卑劣な弁解をする恐れは十分あり、実際に同種のトラブルは私もかつて身近で見聞きしています。)
新聞社に対し、同時期に起きている中居さん(そもそも独身で、女性との交際に本来支障がない)に対する報道との相違は一体どう考えるのかと問いたいです。もし「男と女は違う」と言うなら、それこそダブルスタンダードです。今はその種の案件について、非常に繊細な時代なのです。
私も出版社の編集長や発行人の立場として、情報産業に携わっています。発信する情報に、コンプライアンス違反や各種ハラスメントが含まれていないかどうかは、注意しなければならないところです。
某全国紙の上記記事も、聞き手の久田さん自身は内心で疑問符がついたかもしれませんが、ゲストから言葉を引き出すのが聞き手の役割です。そこは最終段階までに、編集者や編集局長など、新聞社側のチェックが入らなければならなかったと思います。
わかっているつもりがスルッと潜り抜けて記事になり、不適切な記事が公にさらされる危険性を常に注意しなければならないと、自戒を込めて胸に刻みたいと思います。
弊社の所在する品川区五反田の目黒川沿いは、東京の桜の名所の一つです。
普通のソメイヨシノ以外に、遅咲きの八重桜も混じっている場所もあります。
4月10日には、例年より早めに八重桜も満開になりました。
本ブログのために撮影しましたが、アップは本日になってしまいました。
.jpg)
濃いピンク色で、花の房も大きいです。(今はもう葉桜ですが。)
ところで、某全国紙の生活欄では、作家の久田恵さん(77歳)を聞き手とした「人生100年の生き方」というインタビュー記事を週一程度のペースで連載しています。
各界で活躍する高齢者をゲストに招き、タイトルどおり人生100年時代を軽やかに(あるいは充実して)生き抜くヒントを語ってもらう、好企画です。これまでコシノヒロコさんや泉ピン子さんなどさまざまな著名人が登場し、介護やシングルマザーとしての苦労もされてきた聞き手の久田さんの素直なお人柄も好印象で、私も楽しみにしている記事でした。
ただ、今月中旬の紙面に掲載された女性プロデューサー(75歳)がゲストの記事は、大きくクエッションマークが付いてしまいました。タイトルはずばり「年下異性の友達作ろう」で、これ自体が「???」ですが、ターゲットは20歳以上年下の男性ということです。
しかも、新聞の読者から「そんな若い男と知り合う機会がない」と反発されるのを見越してか、相手男性として宅配便のドライバーや酒屋の配達のお兄さんを挙げています。
この女性プロデューサーもシングルマザーだったので、同じシングル女性としていわゆるホルモンの活性化を勧めているのかもしれませんが、「いやいや、これは駄目でしょう!」と思いました。
昨年末から今年4月にかけて、中居正広さんとフジテレビの元女性アナウンサーとのトラブルが、深刻な問題となっており、某全国紙も記事として大きく取り上げて中居さん側を批判する記事を掲載していました。私はこの報道の仕方についても、中居さんに対する重大な人権侵害を孕んでいると考えていましたし、女性アナウンサーの中居さん宅への訪問が「業務の延長」とはとても考えられませんでした。
しかし、宅配便のドライバーや酒屋の配達員の年下男性は、明らかに「業務中」です。高齢女性が彼らの業務を公然と阻害し、客の立場を利用して若い男を話し相手にするなど、しかも東京五輪(1964年)や大阪万博(1970年)の昔話を話題にすることを紙面で勧めるなど、カスタマーハラスメントや老害、逆セクハラと糾弾されても仕方のない内容です。(仮に男性側も顧客の女性に好意・好感を抱いて応答したとしても、例えば上司から配達業務の遅れを叱責されたときに、「(客だから)断り切れなかった」などと卑劣な弁解をする恐れは十分あり、実際に同種のトラブルは私もかつて身近で見聞きしています。)
新聞社に対し、同時期に起きている中居さん(そもそも独身で、女性との交際に本来支障がない)に対する報道との相違は一体どう考えるのかと問いたいです。もし「男と女は違う」と言うなら、それこそダブルスタンダードです。今はその種の案件について、非常に繊細な時代なのです。
私も出版社の編集長や発行人の立場として、情報産業に携わっています。発信する情報に、コンプライアンス違反や各種ハラスメントが含まれていないかどうかは、注意しなければならないところです。
某全国紙の上記記事も、聞き手の久田さん自身は内心で疑問符がついたかもしれませんが、ゲストから言葉を引き出すのが聞き手の役割です。そこは最終段階までに、編集者や編集局長など、新聞社側のチェックが入らなければならなかったと思います。
わかっているつもりがスルッと潜り抜けて記事になり、不適切な記事が公にさらされる危険性を常に注意しなければならないと、自戒を込めて胸に刻みたいと思います。
編集長のブログ164 『季刊歯科医療 2025年冬号』好評発売中 - 2025.01.20
年末年始に久しぶりに風邪をひいて体調を崩し、今年初めてのブログです。
幸い普通の風邪で、インフルエンザやコロナではありませんでしたが、長引いてしまい、健康のありがたさを改めて感じています。
昨夏は連日の猛暑でヘトヘトになり、せめてもの暖冬を期待していましたが、めちゃくちゃ寒い冬です。皆さまも風邪などひかないように暖かくして、お気をつけてお過ごしください。
先日、弊社では今年初めての出版物となる「季刊 歯科医療 2025年冬号」が発刊されました。今号から表紙のデザインを一新しました。

雑誌名を幟(のぼり)のように縦組にして、大胆に表記しました。また、お手に取るとおわかりになりますが、表面のPP加工を艶消しタイプに変更したため、手触りも違います。個人的には、以前よりもあか抜けたイメージになったかと思います。
本号の特集は、「インプラント治療の最前線:ミニマリズムを追究する」として、昨年東京で開催された、韓国を本社に置くDentium社主催のフォーラムを誌上再現しました。
ご承知のとおり、韓国におけるインプラント治療は、世界的にもトップクラスの品質と技術の高さを誇ります。両国が共に研鑽しあうことの意義と重要性を、再認識させられる特集となりました。
上記フォーラムで演者のトップバッターを務めたのは、弊社発刊『ティッシュレベルインプラント』(2024年刊)の著者である玉木仁先生です。『ティッシュレベルインプラント』の購入を迷われている先生方がいらっしゃいましたら、歯科医療2025年冬号の特集をお読みいただければ、同単行本のエッセンスをご理解できると思います。
雑誌の電子版は2200円(税込)とお求めやすい価格となっています。弊社ホームページの「試し読み」(黄色いアイコン)から購入できます。
是非ご検討ください。
幸い普通の風邪で、インフルエンザやコロナではありませんでしたが、長引いてしまい、健康のありがたさを改めて感じています。
昨夏は連日の猛暑でヘトヘトになり、せめてもの暖冬を期待していましたが、めちゃくちゃ寒い冬です。皆さまも風邪などひかないように暖かくして、お気をつけてお過ごしください。
先日、弊社では今年初めての出版物となる「季刊 歯科医療 2025年冬号」が発刊されました。今号から表紙のデザインを一新しました。

雑誌名を幟(のぼり)のように縦組にして、大胆に表記しました。また、お手に取るとおわかりになりますが、表面のPP加工を艶消しタイプに変更したため、手触りも違います。個人的には、以前よりもあか抜けたイメージになったかと思います。
本号の特集は、「インプラント治療の最前線:ミニマリズムを追究する」として、昨年東京で開催された、韓国を本社に置くDentium社主催のフォーラムを誌上再現しました。
ご承知のとおり、韓国におけるインプラント治療は、世界的にもトップクラスの品質と技術の高さを誇ります。両国が共に研鑽しあうことの意義と重要性を、再認識させられる特集となりました。
上記フォーラムで演者のトップバッターを務めたのは、弊社発刊『ティッシュレベルインプラント』(2024年刊)の著者である玉木仁先生です。『ティッシュレベルインプラント』の購入を迷われている先生方がいらっしゃいましたら、歯科医療2025年冬号の特集をお読みいただければ、同単行本のエッセンスをご理解できると思います。
雑誌の電子版は2200円(税込)とお求めやすい価格となっています。弊社ホームページの「試し読み」(黄色いアイコン)から購入できます。
是非ご検討ください。
編集長のブログ163 時代はシークエンシャル咬合へ - 2024.12.21
先ごろ弊社より発刊された佐藤貞雄先生監訳『咬合再構成におけるバーティカルディメンジョン【機能と審美の融合】』(N.Bassetti著)は、もうお読みいただいたでしょうか。
本書は、シークエンシャル咬合の世界的権威である佐藤貞雄先生とスラビチェック教授の咬合理論に基づき、矯正および補綴治療(インプラントも含む)により、咬合の再構成を実現した歯科臨床の決定版です。

歯科臨床の究極の完成形は、機能と審美の融合です。本書の著者 N.Bassettiはイタリアの名歯科医であり、高い技術によりそれを実現させた臨床報告には感嘆させられます。
N.Bassettiは、原著の表紙タイトルに添えて「Presented by R.Slavicek and S.Sato」と大きく記載し、二大巨頭へのオマージュを明らかにしています。
2022年にSlavicekが亡くなりましたが、シークエンシャル咬合は今や歯科界の咬合理論の中枢に位置すると思います。私は、本書を読んでSlavicekをも凌ぐ佐藤貞雄先生の偉大な功績を再認識させられました。
本書には多数の症例写真と、佐藤本読者にはお馴染みの佐藤先生作成の美しいイラストが掲載されており、まさに逆輸入本のイメージです。翻訳を統括した青木聡先生や吉田松平先生の頑張りもあって、大変読みやすくなっています。
是非、年末年始のお休みに、お手に取っていただけると幸いです。
本書は、シークエンシャル咬合の世界的権威である佐藤貞雄先生とスラビチェック教授の咬合理論に基づき、矯正および補綴治療(インプラントも含む)により、咬合の再構成を実現した歯科臨床の決定版です。

歯科臨床の究極の完成形は、機能と審美の融合です。本書の著者 N.Bassettiはイタリアの名歯科医であり、高い技術によりそれを実現させた臨床報告には感嘆させられます。
N.Bassettiは、原著の表紙タイトルに添えて「Presented by R.Slavicek and S.Sato」と大きく記載し、二大巨頭へのオマージュを明らかにしています。
2022年にSlavicekが亡くなりましたが、シークエンシャル咬合は今や歯科界の咬合理論の中枢に位置すると思います。私は、本書を読んでSlavicekをも凌ぐ佐藤貞雄先生の偉大な功績を再認識させられました。
本書には多数の症例写真と、佐藤本読者にはお馴染みの佐藤先生作成の美しいイラストが掲載されており、まさに逆輸入本のイメージです。翻訳を統括した青木聡先生や吉田松平先生の頑張りもあって、大変読みやすくなっています。
是非、年末年始のお休みに、お手に取っていただけると幸いです。
編集長のブログ162 野村洋文先生シンポジウムの堀内美希先生講演 - 2024.11.02
10月27日の日曜日、今春まで『季刊歯科医療』誌上にて「歴史と歯のよもやま談義」を好評連載いただいた、野村洋文先生主催の「第5回 くちを大きく考えるシンポジウム」に参加しました。

シンポジウムには、野村先生と入れ替わりで弊誌『季刊歯科医療』に「知らないと危ない歯科医院の法律問題」を連載中の堀内美希(ミキティ)先生も、講師の一人として登壇されました。
ミキティ先生は、歯科医師と弁護士のダブルライセンスをお持ちで、その稀有なお立場を活かして歯科界にさまざまな有用な情報を提供してくださっています。
今回のシンポジウムでも、まずインフォームドコンセントの重要性を説き、要所ごとの対応のポイントを解説してくださいました。

患者さんが診断や治療方針に不安に思っているようなときは、歯科医師自らがセカンドオピニョンの取得を勧めることは妙手です。また、治療で何かが起きた場合に備える対処法として、患者さんからの事前の承諾書の入手も有効でしょう。
ミキティ先生の講演は、要所を端的に抑えて、また女性らしい柔らかな思考と優しいテンポで進められ、お話がすんなりと頭に入ってきました。
歯科医師の先生方は皆さん礼儀正しく上品な方が多い印象があり、これはとても良い一面であると思います。そのため患者さんに対しても性善説のスタンスで、やや控えめな対応をとりがちかもしれませんが、昨今は日本もこういう面で欧米化が進んでいます。
転ばぬ先の杖としても、また万が一のここぞという場面の対応のためにも、ミキティ先生の教えは非常に有用です。
弊誌の連載の展開もどうぞお楽しみ!

シンポジウムには、野村先生と入れ替わりで弊誌『季刊歯科医療』に「知らないと危ない歯科医院の法律問題」を連載中の堀内美希(ミキティ)先生も、講師の一人として登壇されました。
ミキティ先生は、歯科医師と弁護士のダブルライセンスをお持ちで、その稀有なお立場を活かして歯科界にさまざまな有用な情報を提供してくださっています。
今回のシンポジウムでも、まずインフォームドコンセントの重要性を説き、要所ごとの対応のポイントを解説してくださいました。

患者さんが診断や治療方針に不安に思っているようなときは、歯科医師自らがセカンドオピニョンの取得を勧めることは妙手です。また、治療で何かが起きた場合に備える対処法として、患者さんからの事前の承諾書の入手も有効でしょう。
ミキティ先生の講演は、要所を端的に抑えて、また女性らしい柔らかな思考と優しいテンポで進められ、お話がすんなりと頭に入ってきました。
歯科医師の先生方は皆さん礼儀正しく上品な方が多い印象があり、これはとても良い一面であると思います。そのため患者さんに対しても性善説のスタンスで、やや控えめな対応をとりがちかもしれませんが、昨今は日本もこういう面で欧米化が進んでいます。
転ばぬ先の杖としても、また万が一のここぞという場面の対応のためにも、ミキティ先生の教えは非常に有用です。
弊誌の連載の展開もどうぞお楽しみ!
編集長のブログ161 玉木仁先生のパフォーマンス - 2024.10.04
2024年9月29日(日)、東京茅場町で開催された「デンチウム ジャパンフォーラム in東京」に取材に行ってきました。
6人の演者による発表があり、日本橋インプラントセンターの玉木仁先生がトップバッターとして登壇されました。

まず最初に、日本語と英語による玉木先生のTEDxです。
会場を震撼させるような大きな発声と動作によるパフォーマンスで、受講者をたちまちグリップしました。
”ミスター・ティッシュレベルインプラント”の異名を取る玉木先生です。講演内容はもちろんティシュレベルについて、インプラント周囲炎との関係も含めてどのように優れているかなど、スライドを提示しながら解説されました。
そして最後には、今年弊社から発刊した著書「ティッシュレベルインプラント」のアピールをしていただき、万雷の拍手のもと講演を終えました。

主催者のデンチウム社は韓国発の企業で、演者としてお二人の韓国人の先生が英語で講演されました。同時通訳のイヤホンで聞かせていただきましたが、英語の発声が良いので原語でも聞き取りやすく、また韓国におけるデジタル・デンティストリーの進化もよくわかりました。
今回のフォーラムをとおして、デンチウム社開発製品の有用性も含めて、非常に勢いのある優れた企業だという印象を持ちました。日本の国内企業も負けずに切磋琢磨していただき、共に高め合えるような良好な関係を是非とも期待したいです。
6人の演者による発表があり、日本橋インプラントセンターの玉木仁先生がトップバッターとして登壇されました。

まず最初に、日本語と英語による玉木先生のTEDxです。
会場を震撼させるような大きな発声と動作によるパフォーマンスで、受講者をたちまちグリップしました。
”ミスター・ティッシュレベルインプラント”の異名を取る玉木先生です。講演内容はもちろんティシュレベルについて、インプラント周囲炎との関係も含めてどのように優れているかなど、スライドを提示しながら解説されました。
そして最後には、今年弊社から発刊した著書「ティッシュレベルインプラント」のアピールをしていただき、万雷の拍手のもと講演を終えました。

主催者のデンチウム社は韓国発の企業で、演者としてお二人の韓国人の先生が英語で講演されました。同時通訳のイヤホンで聞かせていただきましたが、英語の発声が良いので原語でも聞き取りやすく、また韓国におけるデジタル・デンティストリーの進化もよくわかりました。
今回のフォーラムをとおして、デンチウム社開発製品の有用性も含めて、非常に勢いのある優れた企業だという印象を持ちました。日本の国内企業も負けずに切磋琢磨していただき、共に高め合えるような良好な関係を是非とも期待したいです。
編集長のブログ160 Oral-B新製品発表会 - 2024.09.20
昨日(2024年9月19日)、東京渋谷で行われた「Oral-B by Brawnブランド戦略および『オーラルB iO』シリーズ新製品発表会」を取材してきました。
ゲストとして、日本歯周病学会理事を務める歯科医師の若林健史先生や、芸能界からはアンガールズの田中卓司さんと山根良顕さん、関根麻里さんが登壇し、華やかで和やかな雰囲気の発表会となりました。
.jpg)
人から見られるお仕事の芸能人の御三方は、さすがに歯科に対する意識が高く、興味深く説明に耳を傾けていました。
電動歯ブラシは、操作を誤ると歯肉などに傷を負うこともあるため、健常な人たちには不要ではないかという見方もあると思いますが、本商品には安全のためのストッパーのような機能を備えているそうです。
歯みがきが充分にできにくい、障がいをお持ちの方や高齢者などには福音となる可能性を秘めているかもしれません。
ゲストとして、日本歯周病学会理事を務める歯科医師の若林健史先生や、芸能界からはアンガールズの田中卓司さんと山根良顕さん、関根麻里さんが登壇し、華やかで和やかな雰囲気の発表会となりました。
.jpg)
人から見られるお仕事の芸能人の御三方は、さすがに歯科に対する意識が高く、興味深く説明に耳を傾けていました。
電動歯ブラシは、操作を誤ると歯肉などに傷を負うこともあるため、健常な人たちには不要ではないかという見方もあると思いますが、本商品には安全のためのストッパーのような機能を備えているそうです。
歯みがきが充分にできにくい、障がいをお持ちの方や高齢者などには福音となる可能性を秘めているかもしれません。

編集長のブログ159 残暑お見舞い申し上げます - 2024.08.08
毎日暑いです。今年の立秋は8月7日(昨日)なので、暑さ真っ盛りの現在の気候は「残暑」になるのですね。皆さまもこれから夏休みを控えている方、あるいは既に夏休み中など、開催中の熱いオリンピックも観戦しながら、猛暑のなかを過ごされていることと存じます。
私も通勤や外出時は汗びっしょりで、今年の暑さはかなりこたえています。
毎年著者の奥様からいただく暑中見舞のグリーティングカードが、今年は金魚鉢でした。しばし眺めては涼を取らせていただいていますが、温度計も付いている優れもので、冷房中の室内でも30度を示しているところがなかなかです。

そんな折、本日は別の著者の先生から仙台名物「笹かまぼこ」の詰め合わせを戴きました。早速一枚をおやつで賞味させていただきましたが、厚さ1.5センチほどの大判サイズで、袋を持ったときは2枚入りかと勘違いしたほどです。名物の名を裏切らず、ぷりぷりした食感と上品な味わいで大変美味でした。ありがとうございます。

ふと気づきましたが、当ブログはここまでで「暑い(夏)」「熱い(オリンピック)」「厚い(笹かまぼこ)」と、3種の「あつい」が並びました。これでオチがついたことにしようと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様も熱中症などにお気をつけてお過ごしください。
私も通勤や外出時は汗びっしょりで、今年の暑さはかなりこたえています。
毎年著者の奥様からいただく暑中見舞のグリーティングカードが、今年は金魚鉢でした。しばし眺めては涼を取らせていただいていますが、温度計も付いている優れもので、冷房中の室内でも30度を示しているところがなかなかです。

そんな折、本日は別の著者の先生から仙台名物「笹かまぼこ」の詰め合わせを戴きました。早速一枚をおやつで賞味させていただきましたが、厚さ1.5センチほどの大判サイズで、袋を持ったときは2枚入りかと勘違いしたほどです。名物の名を裏切らず、ぷりぷりした食感と上品な味わいで大変美味でした。ありがとうございます。

ふと気づきましたが、当ブログはここまでで「暑い(夏)」「熱い(オリンピック)」「厚い(笹かまぼこ)」と、3種の「あつい」が並びました。これでオチがついたことにしようと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様も熱中症などにお気をつけてお過ごしください。