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編集長のブログ

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2025年4月27日、ビジョンセンター東京八重洲で開催された、星岡才賢先生のStar Hill Therapy Association(SH療法の会)が主催するセミナー「OHC&歯ならびよくし隊 合同セミナー」に取材に行ってきました。
なお、OHCは「Oral Hyginenist Club」の略です。そのため、歯科衛生士がたくさん参加されて、非常に熱気のあるセミナーとなりました。



数人でグループ分けしたグループワークでも、活発な議論が交わされました。



昨年1月に弊社より発刊された単行本「1日8時間で対応できるSH療法」は、就寝時間のみの可撤式器具の装着で対応できる効果的な矯正治療法として、大きな反響を呼びました。
本日のセミナーには、同書に特別寄稿をご執筆いただいた日本大学特任教授の葛西一貴先生をお招きし「予防矯正とは」と題した講演も実施していただきました。時代は「予防」を求めています。葛西先生、の歯の萌出異常や口腔習癖の異常などに着目した予防矯正のお話は、大変興味深いものでした。

SH療法の単行本発刊後は、星岡先生主宰のSH療法の会(SHTA)には、新規の会員希望者からの問い合わせが増えたとうかがっています。MEAWなどを用いた厳正な矯正治療はもちろん素晴らしいですが、術者にも患者さんにも負担が少ないSH療法の需要は確実にあると思います。
今後のますますの発展が期待されます。

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陽春の候となりました。桜の季節もとっくに終わり、街路にはつつじが咲いています。
弊社の所在する品川区五反田の目黒川沿いは、東京の桜の名所の一つです。
普通のソメイヨシノ以外に、遅咲きの八重桜も混じっている場所もあります。
4月10日には、例年より早めに八重桜も満開になりました。
本ブログのために撮影しましたが、アップは本日になってしまいました。



濃いピンク色で、花の房も大きいです。(今はもう葉桜ですが。)

ところで、某全国紙の生活欄では、作家の久田恵さん(77歳)を聞き手とした「人生100年の生き方」というインタビュー記事を週一程度のペースで連載しています。
各界で活躍する高齢者をゲストに招き、タイトルどおり人生100年時代を軽やかに(あるいは充実して)生き抜くヒントを語ってもらう、好企画です。これまでコシノヒロコさんや泉ピン子さんなどさまざまな著名人が登場し、介護やシングルマザーとしての苦労もされてきた聞き手の久田さんの素直なお人柄も好印象で、私も楽しみにしている記事でした。

ただ、今月中旬の紙面に掲載された女性プロデューサー(75歳)がゲストの記事は、大きくクエッションマークが付いてしまいました。タイトルはずばり「年下異性の友達作ろう」で、これ自体が「???」ですが、ターゲットは20歳以上年下の男性ということです。
しかも、新聞の読者から「そんな若い男と知り合う機会がない」と反発されるのを見越してか、相手男性として宅配便のドライバーや酒屋の配達のお兄さんを挙げています。
この女性プロデューサーもシングルマザーだったので、同じシングル女性としていわゆるホルモンの活性化を勧めているのかもしれませんが、「いやいや、これは駄目でしょう!」と思いました。

昨年末から今年4月にかけて、中居正広さんとフジテレビの元女性アナウンサーとのトラブルが、深刻な問題となっており、某全国紙も記事として大きく取り上げて中居さん側を批判する記事を掲載していました。私はこの報道の仕方についても、中居さんに対する重大な人権侵害を孕んでいると考えていましたし、女性アナウンサーの中居さん宅への訪問が「業務の延長」とはとても考えられませんでした。
しかし、宅配便のドライバーや酒屋の配達員の年下男性は、明らかに「業務中」です。高齢女性が彼らの業務を公然と阻害し、客の立場を利用して若い男を話し相手にするなど、しかも東京五輪(1964年)や大阪万博(1970年)の昔話を話題にすることを紙面で勧めるなど、カスタマーハラスメントや老害、逆セクハラと糾弾されても仕方のない内容です。(仮に男性側も顧客の女性に好意・好感を抱いて応答したとしても、例えば上司から配達業務の遅れを叱責されたときに、「(客だから)断り切れなかった」などと卑劣な弁解をする恐れは十分あり、実際に同種のトラブルは私もかつて身近で見聞きしています。)
新聞社に対し、同時期に起きている中居さん(そもそも独身で、女性との交際に本来支障がない)に対する報道との相違は一体どう考えるのかと問いたいです。もし「男と女は違う」と言うなら、それこそダブルスタンダードです。今はその種の案件について、非常に繊細な時代なのです。

私も出版社の編集長や発行人の立場として、情報産業に携わっています。発信する情報に、コンプライアンス違反や各種ハラスメントが含まれていないかどうかは、注意しなければならないところです。
某全国紙の上記記事も、聞き手の久田さん自身は内心で疑問符がついたかもしれませんが、ゲストから言葉を引き出すのが聞き手の役割です。そこは最終段階までに、編集者や編集局長など、新聞社側のチェックが入らなければならなかったと思います。

わかっているつもりがスルッと潜り抜けて記事になり、不適切な記事が公にさらされる危険性を常に注意しなければならないと、自戒を込めて胸に刻みたいと思います。

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年末年始に久しぶりに風邪をひいて体調を崩し、今年初めてのブログです。
幸い普通の風邪で、インフルエンザやコロナではありませんでしたが、長引いてしまい、健康のありがたさを改めて感じています。
昨夏は連日の猛暑でヘトヘトになり、せめてもの暖冬を期待していましたが、めちゃくちゃ寒い冬です。皆さまも風邪などひかないように暖かくして、お気をつけてお過ごしください。

先日、弊社では今年初めての出版物となる「季刊 歯科医療 2025年冬号」が発刊されました。今号から表紙のデザインを一新しました。



雑誌名を幟(のぼり)のように縦組にして、大胆に表記しました。また、お手に取るとおわかりになりますが、表面のPP加工を艶消しタイプに変更したため、手触りも違います。個人的には、以前よりもあか抜けたイメージになったかと思います。

本号の特集は、「インプラント治療の最前線:ミニマリズムを追究する」として、昨年東京で開催された、韓国を本社に置くDentium社主催のフォーラムを誌上再現しました。
ご承知のとおり、韓国におけるインプラント治療は、世界的にもトップクラスの品質と技術の高さを誇ります。両国が共に研鑽しあうことの意義と重要性を、再認識させられる特集となりました。

上記フォーラムで演者のトップバッターを務めたのは、弊社発刊『ティッシュレベルインプラント』(2024年刊)の著者である玉木仁先生です。『ティッシュレベルインプラント』の購入を迷われている先生方がいらっしゃいましたら、歯科医療2025年冬号の特集をお読みいただければ、同単行本のエッセンスをご理解できると思います。
雑誌の電子版は2200円(税込)とお求めやすい価格となっています。弊社ホームページの「試し読み」(黄色いアイコン)から購入できます。
是非ご検討ください。

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先ごろ弊社より発刊された佐藤貞雄先生監訳『咬合再構成におけるバーティカルディメンジョン【機能と審美の融合】』(N.Bassetti著)は、もうお読みいただいたでしょうか。
本書は、シークエンシャル咬合の世界的権威である佐藤貞雄先生とスラビチェック教授の咬合理論に基づき、矯正および補綴治療(インプラントも含む)により、咬合の再構成を実現した歯科臨床の決定版です。



歯科臨床の究極の完成形は、機能と審美の融合です。本書の著者 N.Bassettiはイタリアの名歯科医であり、高い技術によりそれを実現させた臨床報告には感嘆させられます。
 N.Bassettiは、原著の表紙タイトルに添えて「Presented by R.Slavicek and S.Sato」と大きく記載し、二大巨頭へのオマージュを明らかにしています。

2022年にSlavicekが亡くなりましたが、シークエンシャル咬合は今や歯科界の咬合理論の中枢に位置すると思います。私は、本書を読んでSlavicekをも凌ぐ佐藤貞雄先生の偉大な功績を再認識させられました。

本書には多数の症例写真と、佐藤本読者にはお馴染みの佐藤先生作成の美しいイラストが掲載されており、まさに逆輸入本のイメージです。翻訳を統括した青木聡先生や吉田松平先生の頑張りもあって、大変読みやすくなっています。
是非、年末年始のお休みに、お手に取っていただけると幸いです。

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10月27日の日曜日、今春まで『季刊歯科医療』誌上にて「歴史と歯のよもやま談義」を好評連載いただいた、野村洋文先生主催の「第5回 くちを大きく考えるシンポジウム」に参加しました。



シンポジウムには、野村先生と入れ替わりで弊誌『季刊歯科医療』に「知らないと危ない歯科医院の法律問題」を連載中の堀内美希(ミキティ)先生も、講師の一人として登壇されました。
ミキティ先生は、歯科医師と弁護士のダブルライセンスをお持ちで、その稀有なお立場を活かして歯科界にさまざまな有用な情報を提供してくださっています。
今回のシンポジウムでも、まずインフォームドコンセントの重要性を説き、要所ごとの対応のポイントを解説してくださいました。



患者さんが診断や治療方針に不安に思っているようなときは、歯科医師自らがセカンドオピニョンの取得を勧めることは妙手です。また、治療で何かが起きた場合に備える対処法として、患者さんからの事前の承諾書の入手も有効でしょう。
ミキティ先生の講演は、要所を端的に抑えて、また女性らしい柔らかな思考と優しいテンポで進められ、お話がすんなりと頭に入ってきました。

歯科医師の先生方は皆さん礼儀正しく上品な方が多い印象があり、これはとても良い一面であると思います。そのため患者さんに対しても性善説のスタンスで、やや控えめな対応をとりがちかもしれませんが、昨今は日本もこういう面で欧米化が進んでいます。
転ばぬ先の杖としても、また万が一のここぞという場面の対応のためにも、ミキティ先生の教えは非常に有用です。
弊誌の連載の展開もどうぞお楽しみ!

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2024年9月29日(日)、東京茅場町で開催された「デンチウム ジャパンフォーラム in東京」に取材に行ってきました。
6人の演者による発表があり、日本橋インプラントセンターの玉木仁先生がトップバッターとして登壇されました。



まず最初に、日本語と英語による玉木先生のTEDxです。
会場を震撼させるような大きな発声と動作によるパフォーマンスで、受講者をたちまちグリップしました。

”ミスター・ティッシュレベルインプラント”の異名を取る玉木先生です。講演内容はもちろんティシュレベルについて、インプラント周囲炎との関係も含めてどのように優れているかなど、スライドを提示しながら解説されました。
そして最後には、今年弊社から発刊した著書「ティッシュレベルインプラント」のアピールをしていただき、万雷の拍手のもと講演を終えました。



主催者のデンチウム社は韓国発の企業で、演者としてお二人の韓国人の先生が英語で講演されました。同時通訳のイヤホンで聞かせていただきましたが、英語の発声が良いので原語でも聞き取りやすく、また韓国におけるデジタル・デンティストリーの進化もよくわかりました。

今回のフォーラムをとおして、デンチウム社開発製品の有用性も含めて、非常に勢いのある優れた企業だという印象を持ちました。日本の国内企業も負けずに切磋琢磨していただき、共に高め合えるような良好な関係を是非とも期待したいです。

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昨日(2024年9月19日)、東京渋谷で行われた「Oral-B by Brawnブランド戦略および『オーラルB iO』シリーズ新製品発表会」を取材してきました。
ゲストとして、日本歯周病学会理事を務める歯科医師の若林健史先生や、芸能界からはアンガールズの田中卓司さんと山根良顕さん、関根麻里さんが登壇し、華やかで和やかな雰囲気の発表会となりました。



人から見られるお仕事の芸能人の御三方は、さすがに歯科に対する意識が高く、興味深く説明に耳を傾けていました。
電動歯ブラシは、操作を誤ると歯肉などに傷を負うこともあるため、健常な人たちには不要ではないかという見方もあると思いますが、本商品には安全のためのストッパーのような機能を備えているそうです。
歯みがきが充分にできにくい、障がいをお持ちの方や高齢者などには福音となる可能性を秘めているかもしれません。

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毎日暑いです。今年の立秋は8月7日(昨日)なので、暑さ真っ盛りの現在の気候は「残暑」になるのですね。皆さまもこれから夏休みを控えている方、あるいは既に夏休み中など、開催中の熱いオリンピックも観戦しながら、猛暑のなかを過ごされていることと存じます。

私も通勤や外出時は汗びっしょりで、今年の暑さはかなりこたえています。
毎年著者の奥様からいただく暑中見舞のグリーティングカードが、今年は金魚鉢でした。しばし眺めては涼を取らせていただいていますが、温度計も付いている優れもので、冷房中の室内でも30度を示しているところがなかなかです。



そんな折、本日は別の著者の先生から仙台名物「笹かまぼこ」の詰め合わせを戴きました。早速一枚をおやつで賞味させていただきましたが、厚さ1.5センチほどの大判サイズで、袋を持ったときは2枚入りかと勘違いしたほどです。名物の名を裏切らず、ぷりぷりした食感と上品な味わいで大変美味でした。ありがとうございます。



ふと気づきましたが、当ブログはここまでで「暑い(夏)」「熱い(オリンピック)」「厚い(笹かまぼこ)」と、3種の「あつい」が並びました。これでオチがついたことにしようと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様も熱中症などにお気をつけてお過ごしください。

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日本橋インプラントセンター理事長 玉木仁先生の『ティッシュレベルインプラント』がついに発刊いたしました。
振り返れば、本書は8年前に出版が企画され、玉木先生にかなりの段階までご執筆いただきながら2度にわたり中断・・・という非常に苦難な道のりを経て、ようやく発刊までたどりつきました。

完成してみれば、非常に素晴らしい出来栄えです。
玉木先生の発案によるものですが、なんと「ベーシック編」と「アドバンス編」の2冊の上製本が箱入りでセットという、大変美麗で立派な体裁です。印刷関係者にも「なかなかこういう本は見たことがないですね」と言わしめたほどです。




そして肝心の中身は、長期的予後が良好なティッシュレベルインプラントについて、学術的なエビデンスを充分に踏まえたうえで実際の臨床例を提示しています。しっかりとしたエビデンスに基づいているため、基礎を含む大学関係者やインプラント界の大御所の先生方が推薦してくださっています。

実は先日、サイン本を希望する200名あまりの購読予約者のために、玉木先生は弊社を訪問し4時間以上も集中してサインをしてくださいました。そこには「すべては患者さんのために!」というメッセージもしたためられています。
インプラントの長期的な予後が良いことは真に患者さんのためになることであり、また患者さんが喜べば歯科医師も幸せになれます。玉木先生からは「ボーンレベルインプラントユーザー必見!」というキャッチコピーもお寄せいただきました。本書はすべてのインプラントユーザーにお読みいただきたい本です。

弊社と玉木先生を結び付けてくれたのは、即時荷重インプラントのパイオニアである松元教貢先生です。お仲間に「元(げん)ちゃん」の愛称で親しまれ、残念ながら昨年急逝された松元先生は、玉木先生の実力と才能を高く評価し、弊社で書籍を出版することを勧めてくださいました。「お陰様で良い本ができましたよ」と報告し、感謝を捧げたいと思います。

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本日昼から『1日8時間で対応できるSH療法』(弊社より2024年1月刊)の出版記念パーティーに参加いたしました。
本書の筆頭著者であり、SHTA(Star Hill Therapy Association)代表である星岡才賢先生の挨拶により、パーティーが始まりました。



SH療法は、これまでの床矯正の概念を打ち破り、1日8時間、すなわち就寝時の器具の装着のみで狭窄歯列弓に対応でき、原則的に非抜歯による治療のため、健全歯の抜去に抵抗のある患者さんにもとても喜ばれます。しかも、患者自身で器具を調整できるため、他の両方に比べ頻繁な来院も必要なく、術者にとっても嬉しい治療法です。

同書に推薦文をいただいた齋藤滋先生、特別寄稿をご執筆いただいた岡崎好秀先生や今井一彰先生等も、パーティーにお見えになられました。
「あ・い・う・べ体操」で高名な今井先生は、来賓ご挨拶で医師のお立場から「2030年には医師は飽和状態。これからは医科も予防に目を向けなければならない。予防は歯科がリードしているから、医科から歯科に寄ってくる」という、歯科にとって明るい未来展望を披歴してくださいました。そとて、そのためにも、SH療法はさらに広まるべきというご希望です。



SH療法をさらに普及させるために、星岡先生らのSHTA幹部は、定期的に勉強会を開催して新規会員のために門扉を開くなど、さまざまなご努力をされています。勉強熱心で穏やかで優しい先生が多い同会なので、「矯正はまだ不勉強なのだが・・・」「後から入った会員は居心地が悪いのではないか・・・」などの心配はご無用です。誰でも最初は初心者、患者さんのために皆で一緒に勉強しよう、という方針のSHTAです。
私も歯科図書専門の編集者として、とても優れた療法でありフレンドリーな良い会なので、もっと拡散してほしいと心から思います。
是非一度、お気軽にSHTAの門扉を叩いてみてください。

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