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お知らせ(2018年03月)

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今日は、東京ドームへ、巨人阪神戦の開幕2ゲーム目を観戦してきました。
阪神先発は若きエースの藤浪投手、巨人先発は阪神キラーとされる田口投手でした。

田口投手は、今日はかなり打ち込まれ、あまり調子が上がっていない感じでした。
対して、藤浪投手は球が走っていて、球速と球威は申し分ありませんでした。
ただ、課題の制球の面からの崩れが・・・との感じで、6回途中で降板してしまいました。



結果、後続の投手の調子もあって巨人が勝ちましたが、先発投手の出来としては藤浪投手のほうが上だったと私は思います。(巨人は、メジャー帰りの上原投手を抑えとして起用し、大喝采を浴びていました。)

藤浪投手と言えば、かねてより歯並びと咬合の問題が注目されています(私たち歯科関係者からは)。今こそ、歯科の出番!ではないでしょうか。
弊社は、咬合の問題が如実に結果に表れるという点で、スポーツ歯学に注目しています。この分野を掘り下げることで、咬合学の真髄に迫ることが可能ではないかとも考えています。
今後も出版活動のうえで、是非探求していきたいです。

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日本農業新聞をお読みになったことはありますか。農業専門の日刊紙で、もともとは農協の機関紙でした。私の子供のころ、実家では月刊誌『家の光』とともに購読していました。今も、弊社とゆかりのある記者が勤務しているためもあって、断続的ではありますが購読しています。



農業に特化した専門紙なので、一般の全国紙と比べても、格段に内容の深い記事作りになっています。農業関係者でなくても興味深い、楽しい記事もたくさん掲載されています。たとえば先日は、チコリという野菜の栽培方法から、美味しい料理法まで紹介されていました。

本日の紙面で、同紙が今日で創刊90周年を迎えたことを知りました。
農業人口が減少しているなかで、健闘されていると思います。



食は人間生活の基本であり、国民の健康を守る医療とも深く関わっています。
弊社の「季刊 歯科医療」は昨年で創刊31周年、まだ農業新聞の3分の1ほどの歴史ですが、専門に特化した強みを発揮するという点では、非常に刺激を受けます。
これからも、歯学図書専門出版社として、最大限に社会に貢献していくことができればと思っています。

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長谷川清先生の『義歯革命・押着義歯のすすめ』が弊社より発刊されたのは、平成27年のことです。「押着義歯セミナー」も定期的に開催され、弊社は全面的にバックアップさせていただきました。熱心な受講者が何人もいらして、まだまだこれから歯科界に浸透させて行こうとしていたさなか、長谷川先生が闘病むなしく旅立たれてしまいました。


  (本書表紙掲載の写真。正解は「良く噛める」のは右側。疑問の方は本書へ。)

単行本『押着義歯のすすめ』は現在も販売を続けているところ、先日本書をお買い求めになった読者の先生から、電話でうれしいご報告がありました。「押着義歯の技法で総義歯の患者さんの臨床を行ったら、とても喜ばれた。実は難しい患者さんで困っていたのだけれど、他の患者さんにも実施したところ同じように好評だった」とのことです。
患者さんが「これは具合が良い!」と驚き喜んでくれたそうですが、実際のところ治療にあたったこの先生ご自身が一番驚かれたそうです。「これで良かったのかぁ・・・」と思ったそうですが、読後にこのような連絡をいただけることが出版社としては一番うれしいです。

また、別の読者の先生からは先ごろ、「巻末の檜山隆一先生との師弟対談がとても良い。自分が檜山先生の立場になって読むと、長谷川先生に直接教えてもらっているようでよくわかる」とのご感想をいただきました。


     (本書巻末の対談。本文の趣旨がよく理解できると好評です。)

本書の情報は全く古びていないことを強く感じます。
長谷川清先生はセミナーではおやじギャグを連発するなどお茶目なところもある先生でしたが、すべてサービス精神の現れなのです。亡くなられた後も、押着義歯で救われた患者さんと歯科医師の先生がいることを、何よりも喜ぶはずです。
空の上の長谷川先生! 先生の遺した押着義歯は、今も歯科医療の現場で生き続けていますよ!

「押着」と書いて「おうちゃく」と読みます。「押着は横着ならず」ですが、よく噛めてよくしゃべることができる義歯が簡単に作れますよ、との意味も込めているそうです。
総義歯で悩んでいたり、「苦手」と感じている先生方には、是非ご一読をお勧めいたします。

関連書籍はこちら

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本ブログで取り上げようと思いながら、なかなか書けなかったテーマがあります。
係争中だった日歯連盟の迂回寄付事件で、今年1月22日、当時の会計責任者であった村田憙信先生に有罪判決が出されました(現在、控訴中)。

この事件については、私も歯科記者クラブの一員として、日歯連盟の記者会見など取材を続けさせていたいただき、経過を見守っていました。現在の高橋英登会長は人格的にも素晴らしい方で、日歯連盟側の言い分をさまざまな角度から検証することができました。

そうしたなかで私が明確に言えることは、これは私利私欲のために行った行為ではないということです。歯科界の発展のために、ひいては国民の健康を守るためという「大義」がそこには存在していました。政治的イデオロギーとは関係なく、政権を担い執行権を有する政党に働きかけて歯科の保険制度を守ることは、歯科界全体のためになると信じて行ったものでした。

確かに、脇が甘かったとは言えるかもしれません。政党に働きかけるという行為は、賄賂性が発生しやすく危険だという意見もあるでしょう。ただ、取材の過程で、違法なことは駄目であることくらいは日歯連盟の方々は熟知し、顧問弁護士に充分相談したうえで実行した寄付であったこと、そして顧問弁護士は現在でも「法律的にはなんら問題ない」と一貫して説明していることから、事件の深淵が見えてくるように感じます。



ここのところ暖かく、通勤経路で庭の桜が咲いているお宅がありました。

日歯連盟側は、村田先生以外の裁判も含め、今後も「無罪」を主張していきますが、無実であるということが当然の前提です。無実の人間が「有罪」判決を受けた時点で「冤罪」は確定します。冤罪は国が個人に行う最大の人権侵害であり、冤罪を晴らすことは国との戦いです。
現在、日歯連盟側は、もともとは国側にいた検察官を退官したいわゆる「ヤメ検」の弁護士を信頼しているようですが、僭越ながら私の本音を言わせていただければ、国と戦えるのは反体制派の反骨の気概を持った法律家でないと難しい面があるのではないかと思います。

日歯連盟の迂回寄付事件が冤罪であれば、必ず春は来ます。というか、皆の応援で冤罪をすすぎ、冬の時代を終わらせなければなりません。
「すすぐ」という言葉は「雪ぐ」と書きます。日歯連盟関係者の心を凍らせた事件の雪解けと春の到来を心から願っています。
 

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