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編集長のブログ

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昨日、日本歯科医師会制作の映画『笑顔の向こうに』の試写会へ行ってきました。
一般にも大きく報道されたのでご存じの方も多いと思いますが、第16回モナコ国際映画祭最優秀作品賞を受賞(←すごいですね!)の話題作です。

主人公の歯科技工士を演じるのがさわやかなイケメン俳優・高杉真宙さん、恋人の歯科衛生士をホリプロタレントキャラバンでグランプリを受賞した健康的な美人女優・安田聖愛さんが演じました。松原千恵子さん、秋吉久美子さん、大出俊さん、中山秀征さんなどそうそうたるベテランが脇を固め、「厚生労働省推薦」のお墨付きももらい、以前から鑑賞を楽しみにしていました。


視聴後の感想は、「うーん、歯科医師会がここまでやるとは・・・(感嘆)」という感じでしょうか。主人公は北陸出身で実家は歯科技工所、上京して学校に通い歯科技工士として働いていると、同郷の幼馴染で歯科衛生士のヒロインと偶然再会します。歯科医療の現場と二人のラブストーリーが織りなす、現実の厳しさも踏まえながら青春の輝きを写し出した心温まる作品です。

訪問介護の悲喜こもごもなども描かれ、歯科の仕事、歯科技工士や歯科衛生士が多くの人を笑顔にすることができるとてもやりがいのある職業であることを、国民にアピールできる非常に良い映画に仕上がっています。
ネタバレになるので多くは書けませんが、ラストは主人公の二人の未来を示唆して終わります。

本年2月15日よりロードショーが始まります。機会のある方は是非ご鑑賞ください。
日本歯科医師会の堀憲郎会長もエキストラとして短時間登場しています(昨日、スクリーンで見つけて、「あっ、堀会長だ!瀬戸口常務理事も」と)。いずれも一瞬の登場なので、会長らの出演場面をお見逃しくなく(笑)。

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2018年度の診療報酬改定で、医科に妊婦加算が新設されました。妊婦が医療機関を受診した際に加算されるもので、薬科にも適用されます。しかし、歯科は適用外のため、歯科診療報酬にも同様に新設されるべきであるとして、日本歯科医師会などが活動を進めてきました。

妊婦に対する配慮は、エックス線診断を日常的に行うを歯科臨床の現場は身近なところです。結婚して子供を授かる可能性が生じた女性が、「レントゲンを撮られるから、妊娠する前に歯の治療をしておこう」と考え、歯科を受診したという話はよく聞かれます。

そのため、歯科が蚊帳の外であることはおかしいという歯科医師会の活動はもっともなことと思われ、弊社も応援しなければいけないと考えていました。
ところが、今月13日、厚労省が妊婦加算について運用を凍結する方針を固めました。


        (2018年12月14日 「読売新聞」朝刊1面より)

要するに、医療費における妊婦の自己負担が増えることから、少子化対策に逆行するとの批判が出ていたのです。「妊婦税だ」などとまで言われていたようです。
妊婦側からすると、自分の財布から出るお金が増えるだけだから、余計なことをしないでくれということなのでしょう。私は、自己負担の増加がどれだけ本人の重荷になるか、という観点を見落としていました。

電車などでお年寄りや体の不自由な人に席を譲るのは当たり前だから、「あえてシルバーシートは必要ない」という論議が時折なされます。しかし、満員に近い電車内でシルバーシートに空席があっても、いざお年寄りなどが乗車してきたときのために、若者らは立ったままでいるという光景も見られます。一般社会においてはシルバーシートは確かに役に立っています。

それに対し、プロ集団である医療機関が、妊婦に対し特別な配慮をすることは当たり前のことです。当然の行為を行うために診療報酬が加算され、受診者側は薬代を含めた自己負担増に苦しむというのはよく考えるとおかしく、「凍結」が望ましいように思えました。
凍結の方針を進めた立役者は、小泉進次郎厚生労働部会長とのことで、政界の次期エース候補に挙げられるだけの力量はあるようです。

物事を両面から見ることの大事さはよく分かっていたつもりですが、習慣のように「逆の立場から見たらどうなのだろう?」と考える癖をつけておきたいと思いました。

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いつもお世話になっている取引先から、お歳暮にヱビスビールをいただきました。なんと5種類の詰め合わせです。
いつものお馴染みのヱビスのほかに、ブラックビール、ホワイトビール(みやび)はもちろん、「琥珀ヱビス」や2018年限定醸造「和の芳醇」などという初めて見る種類もあります。



缶のデザインを見るだけでも、バリエーションに富んで楽しいですね。
どれも美味しそうですが、まずはうす紫色の缶がきれいな「和の芳醇」からいってみたいと思います(笑)。

以前は、ビールはお中元の一番人気といわれ、冬の贈り物にはあまり選ばれなかったように思いますが、それも「今は昔」の話です。暖房のきいた部屋で飲むビールや、温かい鍋物をつつきながら飲むビールの味はまた格別です。

時代とともに、社会情勢が変わり、消費者のニーズも変わっていきます。ヱビスビールも、コアな購買層を持つ本来のオーソドックスな定番ビールに誇りを持ちつつ、多様な変化にも対応する企業努力を続けているのですね。
本を作り情報を社会に送り出す出版社こそ、そうした社会の変化をより敏感に感じ取り、柔軟に対応していかなければならないことを、改めて強く感じました。

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昨夜は、東京・お茶ノ水で、前田芳信先生のマウスガードセミナーが開催されました。土曜日の夜6時からという日程にもかかわらず、定員の50人を超える60人近い受講者が集まる盛況でした。



弊社は会場の後方で主催者である山八歯材工業さんのテーブルの脇をお借りして、新刊『ここまでできる!スポーツ歯学から』を販売させていただきました。
セミナー後半は、前田先生によるマウスガード作製デモでしたが、先生の指の形や手先の動きを見ると、「器用な人の手だなぁ・・・」と改めて思いました。ざっくりと全体的に物事をとらえる能力にも秀でた先生なので、総義歯やスポーツ歯学の分野で大成されるのも当然のことだと思います。



会場を出たのは夜の8時40分くらいでしたが、すぐ近くのビルでは、来たときには灯っていなかったイルミネーションが美しく輝いていました。毎年クリスマスが近づいてくると、各所で美しい光景が見られます。始まる時期もだんだん早くなっているように感じます。



スポーツ歯学は、マウスガードが代表的なものとしてわかりやすいですが、それだけではありません。奥が深く、一般臨床にも非常に幅を持たせてくれます。まだその扉を開けていない先生方にも、『ここまでできる!スポーツ歯学から』を是非お読みいただき、その真髄を知っていただきたいと願っています。

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今月1日に発売された弊社新刊 『明日の予約が埋まらないクリニツクが”お金をかけずに”患者が集まるようになる本』 が、発売早々の先日、アマゾンの歯科図書ランキングで1位を獲得しました。

歯科医師であると同時に経営コンサルタントでもある近義武先生が、歯科医師の立場に立って集患のコツを、50のQ&A方式でわかりやすく解説した本書が”受ける”ことは想定内でしたが、予想以上の反響の大きさに正直驚いています。



表紙や本文中に現れるイラストの「ヨシタケ君」も、「可愛い」「雰囲気が近先生にそっくり(笑)」などと好評です。

それにつけても「1位」と言うのは、何にしても凄いことですし、うれしいものです。これから、本書をお読みになった読者の方々の口コミで、さらに購読者が増えることと思います。時代は、「お金をかげけずに」にできる情報を求めていることも再認識させられました。

近先生は、読者の方の感想を楽しみに待っていらっしゃいます。読後の率直な感想とさらなる要望を、アマゾンのレビューや弊社へのメール等でも結構ですので、近先生へのメッセージとしてお届けいただけると幸いです。

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近義武先生の斬新な歯科医院経営本「明日の予約が埋まらないクリニックが”お金をかけずに”患者が集まるようになる本」が、いよいよ明日発売です。

弊社に先日、製本前の印刷見本が届きました。
手前に見えるのが書籍本体の表装材料、後方が表紙カバー(1面で2冊分)です。どちらも裁断前の刷り取りです。写真には写っていませんが、見返し(表紙をめくった時に現れる厚手の色紙)は、鮮やかな緑色になります。



こうした製本材料は編集部で決めており、私もセンスの見せ所です(笑)。同じ人が選ぶと同じようなものになりがちなので、マンネリを打破するためには、書店で一般書などの装丁を見て回るのも有用で勉強になります。
私の身内は割と絵心のある者が多く、その血筋からかいわゆる”美術音痴”ではなかったことは、編集者としては良かったかなと思っています。

近先生の新刊の最大の「売り」は、現役歯科医師でありながら歯科医院経営コンサルタントとして良好な結果を出している著者が、その秘策を50のQ&A形式でわかりやすく指南したという点です。
これは近先生自身が、一般の経営コンサルタントに教えをこうたときの違和感から、「歯科医師のことは歯科医師でないとわからないことが多々ある」という結論に至ったからです。

本書は”歯科医師 兼 経営コンサルタント”である近先生にしか書けない、患者さんが集まるようになるコツが詰まっています。しかも、「お金をかけずに」できる方法です。
是非ご一読ください。

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弊社新刊「ここまでできる!スポーツ歯学から」で、臨床現場からの報告として「バドミントン」をご担当執筆いただいた金沢市開業の坂東陽月先生から、地元紙である北國新聞に10月7日付で掲載された記事の切り抜きをメールで送っていただきました。
「ここまでできる!スポーツ歯学から」が、前面にばっちり写っています。



坂東先生のメールには、
「本日
107日の北國新聞の朝刊に掲載されたものを添付いたしました。

関わらせていただいた本をさりげなく置いてみましたら、少し写っていますので写真を送らせていただきました。」

と書かれていましたが、坂東先生!全然さりげなくないですよ!(笑)。

坂東先生はまた、本書を「
歯科関係者のみならずスポーツ界や多くの国民に読んでいただきたい本」とメールで書いてくださり、少し
でもいろいろな人の目にとまればとの思いで、「さりげなく(笑)」宣伝活動を行ってくださったようです。

本書では、坂東先生ご担当のバドミントンのみならず、ラグビー、リュージュ、サッカー、ボクシング、スキューバダイビング、野球、モーターサイクル競技ど、臨床現場からの報告はとても興味深く、これまでの類書にはないスポーツ歯学の実際に迫る内容になっています。
本当に、歯科関係者だけでなく、いろいろな人たちに読んでいただきたい本です。

 

 

関連書籍はこちら

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9月26日発売の単行本『ここまでできる!スポーツ歯学から~学校体育からオリンピックまでの健康歯科~』の刷り取りが本日印刷所から上がってきました。製本する前の印刷された状態です。
ここまで来るともう発刊も秒読みです(この段階でミスが発覚すると真っ青ですが・・・)。



東京オリンピック開催まであと2年となった今年あたりから、スポーツ界ではパワハラ等のスキャンダルが各種目で噴出しています。
あの監督やコーチが本当にそんなことをしたのだろうか、何かの力ではめられたのではないか?などの憶測も飛び交い、報道通りに受け止めてよいものかと疑問に思うこともあります。
そして常につきまとうドーピングの問題も、ある意味イタチごっこになってしまっている面があるようです。
しかし、トップアスリートたちの戦いは見ている者に感動を与え、スポーツ界最高の祭典であるオリンピックが地元東京で開催されることはとても楽しみです。

新刊『ここまでできる!スポーツ歯学から』は、副題に「学校体育」「健康歯科」という言葉が含まれているように、子供たちの学校の部活や、中高年が趣味で行っているジョギングなど競技スポーツ以外の運動も含め、歯科がどこまで国民の健康に貢献できるかをテーマにしています。

「うちの歯科医院にはスポーツ選手は来ないから」ということではなく、日常臨床にスポーツ歯学(健康歯科)を取り入れることで先生の臨床の幅が広がり、必ず患者さんのために役立ちます。

是非ご購読ください。そして、まず先生の歯科医院の問診票に「スポーツをしていますか?(しているとしたら)それは何のスポーツですか?」という項目を入れることから始めましょう!

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大阪市開業の吉永勉先生とは、ベストセラー「目からうろこシリーズ」からの長いお付き合いになります。同シリーズには巻末に「心のおき方」という、心に染み入る短文メッセージの連作が美しい写真とともに掲載されています。ただ者ではない人間力を内に秘めた方であることは当時から感じていましたが、同時に永遠の若者のようなやんちゃな面もお持ちで微笑ましく見ていました。

先日、さる講習会の場に、私が演者に紹介するような形で吉永先生を伴って参加する機会がありました。
後で、会の他の参加者から口々に「吉永先生はオーラがある!」「初めてお会いしたけれど、何かを”持っている”と感じた」などと、先生に対する感嘆の声が聞かれました。
経験を重ねるごとに磨かれた内面が風格にまで滲み出るようになったのだな・・・と、私のほうが思わずジーンと来てしまいました(笑)。

現在は弊社の『季刊 歯科医療』で、吉永勉のessay「開業歯科医のほんとの言葉」を好評連載中ですが、タイトルに偽りなく「ほんとの」言葉で、開業医としての本音や現在の歯科界に対する鋭い提言などがなされています。



本連載は2018年秋号(10月10日発売)で25回を数えますが、今回のテーマはこれまでも何度か取り上げた歯科医師会が抱える問題と、されど歯科医師会には全員加入が望ましいという先生の持論が、驚くようなエピソードとともに綴られ、深く考えさせられます。
同エッセイをまだお読みになっていない方は、是非お読みください。

なお、タイトル右側の”ワシはヨシナガ”マークは何種類ものバリエーションがあり、順繰りに掲載しています。原図は吉永先生が小学生の頃に考案されたとか。やはり、さすが!です(笑)。

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控除対象外消費税問題解消の仕組みを提言
  ―三師会、四病協が合同記者会見―

8月29日、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の三師会と四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本精神科病院協会)は、都内の日本医師会館で合同記者会見を開催し、取材に行ってきました。
2019年10月に予定される「消費税10%」への引き上げに向けて、医療界が一致団結できる「控除対象外消費税問題解消のための新たな税制上の仕組み」についての提言です。

消費税に関する病院や一般診療所、歯科診療所、薬局(以下、医療機関等)への問題解消に向けて、診療報酬への補填を維持した上で、個別の医療機関等ごとに「診療報酬本体に含まれる消費税補填相当額」と「負担した控除対象外仕入れ税額」(医薬品・特定保険医療材料を除く)を比較し、申告により補填の過不足に対応する案が提示されました。適用対象者は消費税および所得税を実額計算で申告している医療機関等の開設者としています。

また、診療報酬への補填については、消費税率10%への引き上げ時に医療機関等種類別の補填のばらつきを丁寧に検証し是正するとともに、その後の診療報酬改定でも必要に応じて検証、是正を行うよう求めました。

会見で日本歯科医師会の堀会長は、控除対象外消費税の問題について、「医療界には歯科のように大部分が小規模な診療所である分野から、医科の大きな病院まで様々な状況がある中で、各団体は医療界が一致した方向性を得ることを最大の目標として、5、6 年にわたり議論を重ねてきた」と説明。その上で、今回まとまった提言内容を評価するとともに、それを主導した日本医師会の尽力に謝意を示しました。

平成元年に初めて消費税(3%)が導入され、社会保険診療が非課税とされました。それ以来、控除対象外消費税の問題は、医療機関等の経営上極めて大きな負担となっており、医療に係る税制の最重要課題を占めています。その間、解決手段について様々な議論があり、課税転換を求める意見もありましたが、社会保障である医療に対する消費税の課税は国民(有権者)の広い理解を得難く、政治的に極めて実現困難な現状にあります。しかし、控除対象外消費税問題解消は待ったなしです。今回あらためて、控除対象外消費税問題解消のための税制上の新たな仕組みの実現に向けての提言です。 

三師会の各会長らが、我が国は世界でも類を見ない国民皆保険制度が確立されており、これを崩さないためにも、控除対象外消費税問題は解消されなければならないと力説されたことが、大変印象に残りました。
医療は国民の健康を守るために必須であり、食料品などと何ら変わらず、税制において是非とも特例的な措置がとられるべきであると考えます。

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