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編集長のブログ155 ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2023

11月8日は「いい歯(118)」の日、恒例のベストスマイル・オブ・ザ・イヤー(2023、日本歯科医師会主催)が今年も東京の丸ビルホールで開催されました。

高橋英登会長の挨拶に始まった同セレモニーですが、8020運動の成果が確実に上がっていること、国民のお口の健康ひいては全身に健康を推進するために、今後も邁進していくことが確認されました。
なかでも、う蝕は減少しているものの、若年層の歯周病(予備軍を含む)が増加していることなど、最近の趨勢を興味深く拝聴させていただきました。今後も歯科界に求められる役割は、ますます期待されていることを再認識させられました。
そして、今年の受賞者である乃木坂46出身の白石麻衣さん、そして子役時代からおなじみの鈴木福さんが登壇されました(もちろん、その前に「よ坊さん」も登場済みです)。



白石さんは、アップの髪型と黒いドレス姿で、スタイルの良さと小顔がいっそう際立ちます。もう「美人!」としか言いようのない大人の女性の美しさで、アイドルを超えた正統派としてステップアップしている様子がよくわかります。
そして鈴木さん、勝手に親しみを込めて「福ちゃん」と呼ばせていただきますが、身長も伸びてすっかり大人になり、それでいて子役の頃の愛らしさも残し、今後が楽しみな俳優さんに成長されています。



二人とも綺麗な口元で、ベストスマイルにふさわしい良い笑顔です。
司会者から歯とお口で気を付けていることを尋ねられ、白石さんは「よく嚙んで食べる」と答えました。ここで私は、思わず「ん?」となってしまいました。

弊社発刊の「お口の取扱説明書ー健康でいたければ、よく嚙むのをやめなさい」(吉田渉著)をご購読の皆様はご存じと思いますが、同書では「よく嚙む」イコール「強く何度もしっかり嚙む」とこれまでは解釈されてきて、そのために歯と口の健康を害していることを強く訴えています。
私は吉田理論は正論であると確信し、できるだけ多くの人たちに、「よく嚙む」は誤解を招く言葉であり、「やさしくゆっくり嚙む」ことを周知したいと考えていましたが、なかなか伝わっていないのが現実のようです。
白石さんは、食後に歯を磨くタイミングも「食事の後、すぐ」とも答えており、旧来の「常識」に沿う回答をしています。真面目な方なのだな、と思います。

福ちゃんは、ご自身の今年一番の笑顔は、仕事で仮面ライダーに変身できたときだと答え、会場を笑わせました。子どもの頃からの憧れだったとのことで、童心を残した可愛い福ちゃんの姿を見せてくれました。
歯や口で気を付けていることは、左右の歯でバランスよく嚙むようにしている、そして歯を磨くタイミングは「食後30分くらいまでに」と話されました。片側嚙みの弊害を教えてもらったそうで、良いブレーンにも恵まれているようです。

お二人とも、「自分の笑顔で周りを笑顔にできれば」「福来たる、となるように」と目標を話されており、それはもう十分に達成できていると感じるひと時でした。当日のお二人の笑顔を思い出すと、私も思わず微笑ましい気持ちになります。

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