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編集長のブログ146 日歯会会長予備選挙の立会演説会

昨日(1月30日)の夜、来る2月に実施される日本歯科医師会会長予備選挙の立会演説会が行われました。高橋英登先生、小林慶太先生、柳川忠廣先生の候補者御三方による活発な質疑応答が実施されました。
事前に用意された質問事項をかいつまんで挙げると、
① 保健医療の平等で適正な運用について
 A 地域格差に対する手立て
 B 自由診療と混合診療の扱いの方向性
② 人口および歯科疾患の減少する中での、歯科の生き抜き方
③ 国民皆歯科検診への方向性
④ 日歯会への未入会者対策
これらに対し、それぞれの候補者のお考えが示されました。



今回の選挙の最大の目玉は、国民皆歯科検診であるとみられます。3人の候補者の先生方は、いずれも実現に向けての積極的な見解を示しています。
高橋英登先生が述べられていましたが、予算を取りたいならば自ら声を上げなければ取れない、ということです。私の知人は「欲しいものは『欲しい』と言わなければ手に入らない」とよく言っていましたが、黙っていても欲しいものが転がり込んでくることは稀であり、そのような幸運な僥倖に期待しているだけでは駄目なのです。

こうした課題への取り組みにおいて懸念されるのが、従前より言われ続けている日本歯科医師会への未入会者の問題です。歯科界が真に切望するものを「取りに行く」ためには、個人の力では弱く、組織としてのまとまった力が必要です。
若い層を中心に未加入者が増加傾向にありますが、歯科医師会への加入には大きな意味があることを、もう一度考え直してほしいです。人がやってくれたことの恩恵だけを期待するのではなく、若い力も含めて結集すれば、歯科界からのアピールはもっと強大なものになるはずです。

そのうえで、会の運営や体質に不満があるのなら、改革を進めていけばよいのではないでしょうか。微力ながら、弊社にできることはお手伝いさせていただければと思います。

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