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編集長のブログ115 日歯会が本日の新聞朝刊に全面広告

新型コロナウイルス対策として、歯科医療機関でも緊急性が少ない定期健診などの延期が検討されています。
本日の読売新聞朝刊に、日本歯科医師会が「国民の皆様へ」と題した全国民に向けたメッセージを、全面広告で出稿しました。



紙面には、「治療の延期の際には、対面せずに電話などでご指導させていただくことがあります。」と記載しています。
弊社スタッフが、連休が始まる前の4月下旬に、かかりつけ歯科医院の定期健診の予定でした。アポイントを取ったのはまだ新型コロナ禍が始まる前です。いずれ収束に向かうかと様子を見ていたものの、緊急事態宣言も出て、事態は深刻化する一方です。都内在住で郊外の歯科医院に通っていたため、電車で移動する患者自身のリスクはもとより、万が一東京から都外の歯科医院にウイルスを運んでしまっては大変なことです。

迷いながらギリギリに近い時期になって歯科医院に電話で相談すると、受付の女性スタッフが「それは〇〇さんのご判断で…。」とのことで、ただし「お勧めしません。」ときっぱりと言われたそうです。現在は自覚症状がないこともあり、再アポイントは情勢が落ち着いてから、となりました。
患者の自己判断に任せるが、医院としては勧めないという歯科医院の対応は、模範的なものと言えるでしょう。院長に確認するまでもなく、受付スタッフの段階でスムースに対応していることから、院内における方針が既にきちんと定められていたものと思われます。経営的には患者に来院してほしい面があるかもしれませんが、長い目で考えたときに、今は国民皆が我慢のしどころです。

広告紙面では最後近くに、「歯科医師、スタッフにとって感染リスクが高いとされる歯科医療現場ですが、これまで歯科治療を通じた患者さんの感染報告はありません。」と述べられています。
これまで歯科界が取り組んできた、歯科医療現場における院内感染予防の対策が、如実な成果を上げているように思います。是非このまま、「歯科治療を通じた感染者ゼロ」を全うしていただきたいです。

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