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編集長のブログ65 いま再注目!「押着義歯」で患者さんに喜ばれる

長谷川清先生の『義歯革命・押着義歯のすすめ』が弊社より発刊されたのは、平成27年のことです。「押着義歯セミナー」も定期的に開催され、弊社は全面的にバックアップさせていただきました。熱心な受講者が何人もいらして、まだまだこれから歯科界に浸透させて行こうとしていたさなか、長谷川先生が闘病むなしく旅立たれてしまいました。


  (本書表紙掲載の写真。正解は「良く噛める」のは右側。疑問の方は本書へ。)

単行本『押着義歯のすすめ』は現在も販売を続けているところ、先日本書をお買い求めになった読者の先生から、電話でうれしいご報告がありました。「押着義歯の技法で総義歯の患者さんの臨床を行ったら、とても喜ばれた。実は難しい患者さんで困っていたのだけれど、他の患者さんにも実施したところ同じように好評だった」とのことです。
患者さんが「これは具合が良い!」と驚き喜んでくれたそうですが、実際のところ治療にあたったこの先生ご自身が一番驚かれたそうです。「これで良かったのかぁ・・・」と思ったそうですが、読後にこのような連絡をいただけることが出版社としては一番うれしいです。

また、別の読者の先生からは先ごろ、「巻末の檜山隆一先生との師弟対談がとても良い。自分が檜山先生の立場になって読むと、長谷川先生に直接教えてもらっているようでよくわかる」とのご感想をいただきました。


     (本書巻末の対談。本文の趣旨がよく理解できると好評です。)

本書の情報は全く古びていないことを強く感じます。
長谷川清先生はセミナーではおやじギャグを連発するなどお茶目なところもある先生でしたが、すべてサービス精神の現れなのです。亡くなられた後も、押着義歯で救われた患者さんと歯科医師の先生がいることを、何よりも喜ぶはずです。
空の上の長谷川先生! 先生の遺した押着義歯は、今も歯科医療の現場で生き続けていますよ!

「押着」と書いて「おうちゃく」と読みます。「押着は横着ならず」ですが、よく噛めてよくしゃべることができる義歯が簡単に作れますよ、との意味も込めているそうです。
総義歯で悩んでいたり、「苦手」と感じている先生方には、是非ご一読をお勧めいたします。

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